ゆかり
- ドライバーで右にスライスするのはなぜ?
- まっすぐ飛ばして飛距離をアップさせたい
- スライスする原因がわからない!
上記で悩んでいる方向けに記事を書きました。
この記事に書いてある「ドライバーでスライスする原因2つと改善方法6つ、今すぐ治す打ち方1つ」を理解すれば、ゴルフ初心者でも今すぐにスライスを防げますよ。
なぜなら、この記事の内容を実践したことで、私もボールが安定してまっすぐ飛ぶようになり、その分飛距離もアップしたからです。
それでは、「ゴルフのスライスとは何か?」から簡単に解説していきます。
目次
【前提】ゴルフのスライスとは?
スライスとは、打ったボールが利き手(右利きであれば右)方向に大きくカーブを描いて曲がって飛んでいくことを言います。
とくにドライバーで起こる現象で、初心者でなくても悩む典型的なミスショットです。
スライスになると、予想していた方向に飛ばないため、OBになってしまったり次のボールが打ちにくくなってしまったりします。
そのため、ドライバーのスライスを改善するだけでスコアがよくなるのです。
ゴルフドライバーでスライスする原因2つ
ゴルフのドライバーでスライスしてしまう原因は、下記2つの組み合わせから生じます。
- フェーズが開いている
- クラブの軌道(入り方)がよくない
下記でわかりやすく解説します。
スライスの原因1:フェースの向き
フェースとは、クラブの先に付いているヘッド部分とボールが接触する面をいいます。
このフェースの向きが、インパクト(ボールを打つ)の瞬間に目標ではなく、開いている(右向いている)場合にスライス回転になります。
ゴルフクラブは、重心もシャフトの中心ではなく後方にズレているので、何も考えずにバックスイングするとフェースが大きく開いてしまうのです。
スライスの原因2:クラブの軌道
クラブヘッドの軌道とは、バックスイングからダウンスイングに変わってボールを打つ一連の動きを指します。
この軌道がズレてしまうと、体とクラブの間が詰まるため振り遅れてしまい、スライス回転がかかってしまうのです。
クラブの軌道はスイングで直すことができるので、この記事でしっかり理解しましょう。
また、改善策を紹介する前に、スライスの種類について説明します。
ゴルフ スライスの種類3つ
ゴルフドライバーのスライスの種類は、3種類あります。
- プルスライス
- ストレートスライス
- プッシュスライス
それぞれ危険度も違うので、危険度が低い種類から紹介していきますね。
種類1:プルスライス
プルスライスとは、打ったボールが左に飛び出し、右に曲がっていく現象です。
図解からもわかるように、“アウトサイドイン”の軌道は1番スライスになりやすいスイングです。
また、フェースが開いていることもボールが曲がってしまう原因になります。
プルスライス時のアドレスの特徴は、右肘が左肘より前に出てしまっている場合が多いです。
種類2:ストレートスライス
ストレートスライスとは、打ったボールがまっすぐ飛んでいくのに、途中で曲がってしまう現象です。
ボールが曲がってしまう原因は、スイング軌道は正しいのにフェースが右に開いてしまっていることです。
OBになるほど曲がる危険度は低いですが、フェースの向きを改善できればかなり飛距離が伸びますよ。
種類3:プッシュスライス
プッシュスライスは、打ったボールがすぐに右に曲がってしまい、さらに右に曲がってしまう現象です。
スイング時にインサイドアウトの軌道で、フェースがオープンになっていることが原因です。
ほとんどの場合、インパクトの瞬間に体が起き上がり、前傾角度ではなくなってしまうために起こります。
1番危険なスライスの種類なので、現在プッシュスライスの打ち方をしている方は、打ち方を直さないとスコアがよくなりません。
ゴルフドライバーのスライスの直し方6つ
ゴルフドライバーのスライスを直す方法は下記の4つです。
- グリップを”絞る”ように握る
- インパクト時に右腕を上にする
- 体が先に前を向かない(振り遅れない)
- 重心は後方に行かない
それぞれ詳しくみていきましょう。
直し方1:グリップを”絞る”ように握る
スライスを打ってしまう方は、ウィークグリップになっている場合があります。
ウィークグリップとは、左手で浅くクラブを持つ握り方で、まっすぐ飛びにくい特徴があります。
そのため、ストロンググリップかスクウェアグリップのように、左手の甲のこぶが2.3個見える”絞る握り方”にしてみましょう。
初めは違和感を感じるかもしれませんが、フェースの開きを抑えられるのでスライスしにくくなります。
ゴルフ初心者向けのグリップの握り方3つ!編集長がコツを図解で解説直し方2:インパクト時に右腕を上にする
バックスイング時には左腕が上にきますが、ダウンスイングからインパクト時に右腕が上になるように面を被せてスイングしましょう。
なぜなら、左腕が上のままではフェースが開いたままボールに当たってしまうからです。
この時、不自然に手首で返すのではなく、自然とヒップターンの流れで右腕が出てくるのが理想です。
直し方3:体が先に前を向かない(振り遅れない)
姿勢を保ったまま、ダウンスイング時に自分の体の前からクラブが離れないように練習しましょう。
なぜなら、ドライバーでスライスする方は、ダウンスイング時に体が先に前を向いてしまっている可能性があるからです。
振り遅れなければ、体が開かないのでフェースも閉じられ、スライスを防ぐことができます。
直し方4:重心は後方に行かない
ダウンスイングで重心が後ろにかかってしまうと、腰が引けてしまいアウトサイドインの軌道になってしまう恐れがあります。
基本的にゴルフは前傾を維持することが重要です。
初心者は顔が上がってしまい、重心がブレがちなのでスイング時は注意しましょう。
ゴルフ初心者がたった1日でうまく飛ばせるドライバーの打ち方3つ直し方5:スタンスを狭くする
ドライバーの基本のスタンスは、広くしすぎないことです。
なぜなら、スタンスが広いと下記の2点が生じるからです。
- 上半身が左右に揺れやすい
- 骨盤が廻りにくい
自分の足幅が広がりすぎていないかを確認し、肩幅くらいの広さになっていなければスタンスを狭めてみましょう。
直し方6:左足を前に出して練習する
スライスせずにドライバーを打つポイントは、”右手を大きく使うこと”です。
具体的には、上半身の向きは正面のままで、左足を1足分ほど前に構えます。
上記の方法によって、左側に壁ができて動かなくなり右手で大きくフェースローテーションができるため、軽いドローボールを打てますよ。
今すぐドライバーのスライスを改善する方法はたった1つ
クラブのフェイスを左に向けて、ボールに被さるように構えることがポイントです。
なぜなら、スライス改善はフェースと軌道の2つを考える必要があります。
しかし、スタンス時にフェースを被せてしまえば、軌道のみを考えてスイングすれば良いのです。
他のスライス対処法もありますが癖になってしまう可能性があるので、今すぐスライスを直したい方はこの方法のみを試してみましょう。
ゴルフドライバーのスライス改善法まとめ
この記事で書いてある「ドライバーでスライスする原因2つと改善方法6つ、今すぐ治す打ち方1つ」を把握すれば、スライスの原因がわかり、改善することができますよ。
最後にこの記事をまとめてみましょう。
【スライスの原因2つ】
- フェースが開いている
- スイング軌道:インサイドアウトではない
【改善策】
- グリップを”絞る”ように握る
- インパクト時に右腕を上にする
- 体が先に前を向かない(振り遅れない)
- 重心は後方に行かない
ドライバーのスライスの打ち方は、なかなか直せないと思われがちです。
しかし、レッスンに通わなくてもこの記事の内容を理解すれば、まっすぐボールを飛ばせるようになりますよ。
この記事が理解できた方は、下記をご覧ください!
ゴルフ初心者の98%が知って得!上達するためのスイング練習方法5つ